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楽園のゴルフ
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コース
そもそもゴルフコースは「ひと」の設計により誕生したものではありません。「自然」という設計家により創造されたものです。歴史と伝統そしてルールを基盤に自然との闘いです。コースは自然環境を最大限に活かし5年、10年後のほんとうの意味での開場を目指しコース監理そして日々の運営を充分に考慮したものでなければなりません。周囲との共存それは人ばかりでなくコースにも言えます。いずれその街、その土地、その空気になんの違和感もなく溶け込むものでなければなりません。自然との共生とともに人との共生が大事です。成長した樹木はお金がかかります。

苗木は育てるにもお金はかかりません。かかるのは愛情だけです。しかも成長してゆく楽しみがあります。コースも年月と共に歴史と伝統を重ね、会員の方々を中心に、地元の人々と来ていただけるお客様と働く人々で育て成長していくものであります。
ザ プリビレッジ ゴルフクラブ(小林光昭設計)
ゴルフは自然の中で自分の五感を駆使して置かれている状態を自分で判断してプレーするスポーツです。審判がいない唯一のスポーツです。いやいや審判は居ますね、自分自身です。コース内のさまざまな用品、最高の状態は何もない状態です。現実はそうはいきません。しかし余分なものは必要ありません。ルールに準じた物であること。全体の美観を、移りつく季節を、天気を、そして将来を考えたものであること。そしてもうひとつ管理面からも考えた物であることです。

米原ゴルフクラブ(小林光昭設計)
OB杭。基本的にはゴルフコースにおいてコースの外周がOB、境界です。コース管理はこれをひとつの目標として区域内の整備に励みます。ルール上からは隣同士の杭に注意し出来れば番号を打っておきたい物です。プレーヤーから観れば目印で情報、みせたりみせなかったり、高さに注意したり。クラブハウスから、コースの逆方向から観たり、プレーヤーの目で、運営側の目で観たり様々な立場や角度から観なければなりません。OB杭はコースの鏡です。まっすぐ立てましょう。バンカーレイキ。一般的なコースでコース内に約400本が点在します。

使われるプレーヤーの立場にたちその大きさ深さで長さを調整する事は当然ですが、当倶楽部としてバンカーはこうする。まずはそういう事の統一をし、そしていつかは不必要な物はなにもない状態を目指すものであります。ティマーカー、ヤード表示版、バンカーレイキ、OB・残りヤード、修理地を表示するさまざまな杭、そして指示版など数限りない備品がコース内に点在します。様々な要因で設置したものでも決して永久的な構築物ではありません。必要がなくなったらそれを取り外す勇気が必要です。
練習場(Driving Range)

コースと匹敵するぐらいに大切なのが練習場です。開場後のさまざまな運営(競技会・レッスン会・イベント他)、学校(アカデミー)、研修生等を考えてみてもほんとうに重要施設であります。ドライバー、パターは勿論のことアプローチ、バンカーなどありとあらゆるショットが練習でき、練習にだけでも訪れることが出来る施設です。

クラブハウス(Club House)

“ゴルフはスポーツであって、スポーツである以上質素を旨とすべし。またゴルフは自由放任主義のスポーツであり、あれやこれやといわれてやるべきでなく、コースばかりでなくハウスのなかでもやたらと立札を造るな”と名言を吐いた人がおられましたがいたがそのとおりです。昨今の倶楽部ハウスはあまりにもお客様のことを考えすぎて、もの(ハード)の快適さ・親切さを追求するがあまり、お客様を過保護にしてしまい逆に、肝心のこころ(ソフト)のあたたかさ、言葉のあたたかさ、ぬくもりを忘れています。

最高限度を考えて造るのですか、理事長室・支配人室は必要ですか、そんな部屋があるのならギャラリーやミュージアム(倶楽部或いはゴルフの歴史を伝える部屋)に、スタート室が必要ですか、プロショップと兼用です。食堂でそんなに多くお品書き(メニュー)が必要ですか、看板で充分です。風呂場に化粧室についたてが必要ですか、桶のお湯がシャワーの水が心ならずも隣の方にかかってしまったら“どうもすいません”。従業員の便所は必要ですか、お客様と一緒で構いません。便所に行き、あとの人のことを考えタオルで蛇口や洗面台を拭いておくといった忘れかけている躾、礼儀・作法(エチケット・マナー)を社員が会員の方々がすすんで実行してゆきます。あたりまえにことをあたりまえに自然に…。

考えてみませんか、振り返ってみませんか、過去の先輩たちが築いたものを、なにか忘れていたものを、不便さの快適さあたたかさを。華美でなくお客様そして働く人達が不便と感じることがない、なんとなく素朴で暖かい施設でしかも後々の維持管理を充分に考慮したものでなければならない、そう考えます。そうしていくことがいつの日か、日本には根付きもせず育ちもしない、倶楽部での人生、倶楽部と共に生きる人生(倶楽部ライフ)を確立するものであると確信致します。

食堂(Dining Room)

食べ物の基本は誠意、清潔です。メニューは看板、飲物は缶、独自のもの(オリジナル)です。オープン・キッチン(お客様と正対する開かれた台所)でセルフ・スタイル。まずは美味しいことそして価格が適正であることです。ここは観光地でもなければホテルのレストランでもありません。最高のお米と水、地の食材・産物が基本です。

売店(Pro Shop)

スタート業務との兼務です。修理工房を備え、将来オリジナル商品を中心に品揃えをし、内外に向け販売をし、オリジナル商品を育てる店を目指します。様々な企画商品だけでなく情報の交換など情報発信・交換店舗(ショップ)を目指します。

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